婚姻登録証について婚姻登録証について本編でちらっと触れましたが、日本で婚姻手続きを先にすると、タイでは『婚姻登録証』が発行されま せん。では何をもってその代わりにするのかというと、正式な場合は日本の戸籍謄本または抄本を英訳し 、それに外務省で承認をもらったものがそれにあたります。おそらく、それをもって住居登録証(これが タイ人の戸籍にあたります)に妻として登録されれば、その住居登録証も結婚登録証の代用となるのdしょ うが、外国人が登録されるのは一般ではありません。登録可能ということを知らない職員も多いと思いま すし、実際、ピサヌローク県の役場では、登録を断られました。(面倒なだけかも?!) そこで私の個人的感想ですが、婚姻後、どちらの国に生活の基盤を置くかで、どちらの国で先に届けを 出すのか決めると後々のことを考えるとよいかと思います。確かに、日本で先に届出することは、日本人 にとって、書類が少なくてすみます。しかし、逆にタイ人側からしてみれば、準備する書類が増え、婚姻 登録証の発行もない。あまり、メリットはありません。タイに住む以上、『婚姻登録証』は重要な書類で す。参考までに、私が提出を求められたケースをご紹介。 (1)会社に提出 (2)労働許可証の苗字変更 (3)銀行口座の苗字変更 (4)夫婦名義の新口座開設 (5)社会保障カード、および医療保障カード(タイの保険証にあたるかな?)の苗字変更 *2004.11.11 追加 (6)日本のVISA申請(だんなの訪日の際) *2005.2.26 追加 (7)ビジネスVISAから家族VISAへの書き換え申請時 *2005.5.22 追加 とりあえず以上ですが、将来こちらで保険に加入する場合や、不動産、車両の購入など、提示の機会は結構多いと思います。 日本のパスポートに、『婚姻のため氏を変更』と英文で記載され、大使館のシールがあるにも関わらず 、頑として『婚姻登録証』の提示を求められたケースもありました。バンコクを離れ、国際結婚に関わる機会のない機関ほど、この傾向は強くなると思います。 最終的にはご夫婦となる当事者の判断です。タイで先に届出した場合にも、私がたまたま遭遇していないだけで、不都合なことがあるかもしれません。お二人でよく情報収集をし、話し合って決めてくださいね。その一環として、こんな意見もあるんだと、参考になさってくだされば幸いです。 2004.11.08. 追記: なぜ日本で先に登録するとタイでの婚姻登録証が発行されないんだろうと疑問に思っていました。 そんな折、先日ネットで以下の情報に出会いました。 "タイ政府は婚姻に関して、基本的にどこで届けを出したとしても1回の届けで足りるという基本方針を採っている。それは、タイ国外であっても同じで、そのため国外で婚姻届を提出した場合、国内での届けはあくまで『報告』という形であり、「その役所において婚姻届を提出した」という形の婚姻登録証は発行されない”のだそうです。 そうなんだー、知らなかった。 さらに、婚姻登録証は2枚発行されるのですが、これは1枚ずつを夫婦それぞれが持ち、離婚の際には2枚揃っていないと受理されないそう。 これも知りませんでした。てっきり予備だとばかり...。 ちゃんと保管しておかないと大変ですね。 いえ、別に離婚の予定があるわけではありませんが...(汗) 2005.5.22. ジャンル別一覧
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